JA:Tag:highway=give_way
 highway = give_way
|
 |
| 説明 |
|---|
「前方優先道路」の標識を示すために使います 
|
| グループ: 道路 |
| 適用できる要素 |
    |
| よく併用されるタグ |
|
| 関連項目 |
| 状態：事実上の標準 |
| ツール |
highway=give_wayタグは、ある向きの交通に対して、他の方向から来る交通の方が優先であることを示す道路標識や標示がある場所をマッピングするのに用います。
 | 訳注 日本では「徐行」標識＋補助標識「前方優先道路」または路面の指示標示（▽）によって示されます。単なる「徐行」標識とは異なります。 |
説明
ウィキペディアの説明によれば、道路交通で、 yield （カナダ、アイルランド、南アフリカ、韓国、アメリカ合衆国をはじめとする世界の多くの国）または give way （イギリス、イギリス連邦、その他の英語圏の国々）の道路標識や標示は、運転者がもう一方から近づいてくる車を通過させるために、停止する準備をしなければならないことを示します。一方、一時停止標識や標示は他の交通がない場合であっても、通過前に完全に停止しなければなりません。標識や標示の見た目、設置、順守事項の具体的な規則は、法制度によって様々です。
タグ付け
タグ付けは highway=stop キーと同じ方法で行われます。
前方優先道路の標識や標示は1つの方向のみに適用されるため、方向は優先道路がある交差点に近い方向だと推測できます。しかし、対面通行の道路で交差点間の距離が近い場合、前方優先道路が適用される進行方向を識別する必要があります。必要な場合は、 highway=give_way ノードを含むOSMウェイの引かれた方向に対する優先道路の方向と関連付けてdirection=forward または direction=backward で示すことができます。
現在、Potlatchで区間の方向を反転させると、 direction タグが壊れてしまいます。JOSMは変更を適用するよう促すはずです。編集する際には、このような問題を起こさないよう、 direction=* タグを含むすべてのメンバーノードを修正してください。iDエディタではこのようなことは起きません。
Direction
direction=*について:
- ゆずれ標識を追加したいウェイの向き（図中の黒矢印）を見つけます
- 道路の中央の点線の近くにhighway=give_wayを追加します
- 黒矢印の向きに辿ったとき、運転手にゆずれ標識が見えゆずる必要がある場合にはdirection=forwardを追加し、そうではなく運転手には標識が見えずゆずる必要がない場合にはdirection=backwardを追加してください。
iD editorはdirectionを表示するので、それを正しく設定することは非常に簡単です。
Give way on roundabout
ゆずれのタグ付けはjunction=roundaboutに直接行わないでください。なぜなら、どの道路がどの道路に対してゆずるのか判断することが不可能になるからです。そうではなく、ゆずれのタグ付けをラウンドアバウトから抽出し、ラウンドアバウトに進入する道路の、（該当する場合）停止線上に置いてください。正しい例と誤った例について写真を参照してください。
レンダリング
イギリス連邦で最もよく使われている標識
アイルランドで使われている標識
一部のヨーロッパの国で使われている標識。これは1968年に国際標準になりました
ポーランドで使われている標識
アメリカ合衆国の標準的な前方優先道路（道を譲れ）の標識（MUTCD R1-2 yield sign, Page 5B-2, Manual on Uniform Traffic Control Devices for Streets and Highways - 2003 Edition）
イギリスの小さな道路の交差点では起立した標識がなく標示のみが使われていることが多く、こうした場合はノードにtraffic_sign=GB:1003Aを追加でタグ付けできます。
タグ付け間違いの可能性
関連項目
- highway=stop - 一時停止標識を示す
- priority_road=* to tag the priority road a give way sign might warn for at the intersection
- highway=give_way よりも数々の利点がある、前方優先道路の制約的なリレーションの提案
- Yield sign（Wikipedia）