JA:GSI KIBAN
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基盤地図情報とは
- (地理空間情報活用推進基本法第2条3項)地理空間情報のうち、電子地図上における地理空間情報の位置を定めるための基準となる測量の基準点、海岸線、公共施設の境界線、行政区画その他の国土交通省令で定めるものの位置情報(国土交通省令で定める基準に適合するものに限る。)であって電磁的方式により記録されたもの。
- 国土地理院への測量成果 使用承認・複製承認を申請した結果、成果品からの二次的著作物の利用について、測量法の適用を受けないという承認をすることは現在の運用では難しい。
- 作業方法が基盤地図情報データのコンバートではなく、画像を参考にトレースするのであれば、承認を不要として許可をする。
- 「国土地理院の許可を得て、基盤地図情報を参考にイラストとして作成」が条件です
- 具体的には、データのコンバート/インポートは禁止です。WMSや画像を背景としたトレースが許可されています。
- (OSMに限りませんが、念のため) 基盤地図情報そのままをコンバートしたりタイル化したりして再配布する際には、国土地理院へしかるべき手順にて申請を行ったうえで配信ください。
トレース方法
- GPSにより描かれた地図や衛星写真をトレースした地図などの既存の地図データは、基本的に残してください。
- まだマッピングされていないエリアを中心にトレースする。
- 複数のデータソースが混在しているエリアの調整作業においては、基盤地図情報を参照データとして各データを比較してください。
利用可能なサービス
独立行政法人 農研機構より、基盤地図情報 25000のWMS配信が行われています。
基盤地図情報25000をJOSMの背景地図として利用する場合、以下の手順を参照してください。
- 基盤地図情報25000WMS配信サービス [1]
- サービスURL
http://www.finds.jp/ws/kiban25000wms.cgi?https://aginfo.cgk.affrc.go.jp/ws/wms.php? - WMS/TMS設定方法 JA:GSI_KIBAN/Using_GSI_KIBAN_WMS
- 注: 本WMSの利用について、念のため確認を行います。利用条件が明確になり次第、再度アナウンスを行います。
- →利用条件が明確になりましたので、WMS/TMS設定方法 JA:GSI_KIBAN/Using_GSI_KIBAN_WMSページの情報に従って利用ください。 (2013/04/26 nyampire)
- サービスURL
基盤地図情報2500を利用する場合、以下のページからデータをダウンロードして利用してください。
なお、データのコンバートは行わず、一度 QGIS [2] や JOSM [3] などのツールで描画し、それを背景にトレースしてください。
(基盤地図情報データの直接コンバート、およびインポートは許可されていません)
- 基盤地図情報ダウンロードサービス [4]
- サービスURL http://fgd.gsi.go.jp/download/
- 基盤地図情報2500から、JOSMトレース背景用の画像を生成する方法の例
- 基盤地図情報2500から、JOSMで「地名(大字・町・丁目)」をトレースする方法
- 基盤地図情報25000から、「市町村名」をリスト化(CSVファイル化)する方法
原典の記述方法
トレースを行った場合、変更セットとオブジェクトのどちらか、あるいはその両方に対して、sourceタグに以下の記載を行います
- sourceタグ
- 変更セットのタイムスタンプと同時期の最新の基盤地図情報を用いたとして扱う。
- 基盤地図情報 縮尺レベル25000 source=GSI/KIBAN 25000
- 基盤地図情報 縮尺レベル2500 source=GSI/KIBAN 2500
- 基盤地図情報 数値標高モデル source=GSI/KIBAN DEM
- 基盤地図情報 測量の基準点 source=GSI/KIBAN RefPoint
- 基盤地図情報 街区の境界線及び代表点 source=GSI/KIBAN Block
source_refタグの利用について
2015年以前は source_refタグの情報も追記する運用を行っていました。
しかしながら、データ提供元との協議およびtalk-ja MLでの提案をうけ、source_refタグの付与は行わなくてもよい運用に変更します。 (2015/07 nyampire)
- source_refタグ
- source_ref=http://wiki.osm.org/wiki/GSI_KIBAN
原典の記述方法 (過去データを参照した場合)
- 最新ではなく、過去の基盤地図情報などを利用した場合は、基盤地図情報に付属するJML2.0メタデータより
<MD_DataIdentification><citation><date><date>YYYY-MM-DD</date>
の年月日を抜き出して sourceに追加記述する。
- 基盤地図情報 縮尺レベル25000 source=GSI/KIBAN 25000, YYYY-MM-DD
- 基盤地図情報 縮尺レベル2500 source=GSI/KIBAN 2500, YYYY-MM-DD
- 基盤地図情報 数値標高モデル source=GSI/KIBAN DEM, YYYY-MM-DD
- 基盤地図情報 測量の基準点 source=GSI/KIBAN RefPoint, YYYY-MM-DD
- 基盤地図情報 街区の境界線及び代表点 source=GSI/KIBAN Block, YYYY-MM-DD
経緯
- 2011年1月、OSMFJ運営委員会にて基盤地図情報のOSMでの利用について承認。
- 2011年2月、OSM talk-ja に測量成果 使用承認・複製承認 申請案を提示。[5]
- 2011年3月7日、OSMFJ名義で国土地理院へ測量成果 使用承認・複製承認提出。
- 2011年3月11日、東日本大震災発生。
- 2011年3月XX日、国土地理院が測量成果の特例を発表。[6]
- 2011年3月25日、国土地理院が「国土地理院の許可を得て、基盤地図情報を参考にイラストとして作成」と明記する条件で、測量成果の使用・複製承認の申請を不要として許可。(許可メールが送信された時間 11:18:41 +0900 JST)
- 2011年4月2日、このページを作成。
- 2012年3月11日、原典の記述方法案をFix。
- 2012年7月12日、原典内URLの記述方法を source_refタグに分離。
- 2015年7月10日、source_refタグの利用を行わないようにするよう編集。[7] [8]
(参考:使用数チェック)
taginfoサイトで「KIBAN」検索 http://taginfo.openstreetmap.org/search?q=KIBAN#values
「source =」タグ数をカウントした集計表
日付 | GSI/KIBAN 25000 | GSI/KIBAN 2500 | GSI/KIBAN 25000; NARO | GSI/KIBAN 2500; NARO |
---|---|---|---|---|
2012.12.06 | 767 | 8,782 | 0 | 0 |
2013.04.25 | 2,075 | 58,833 | 0 | 16 |
2013.09.18 | 1,394 | 130,373 | 60,427 | 15,861 |
2014.04.30 | 1,472 | 202,130 | 36,066 | 316,306 |
2019.07.09 | 1,546 | 549,758 | 53,573 | 671,094 |