JA:MLIT PLATEAU/imports outline

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MLIT Plateau building footprint import is an import of building footprint data set which distributed by Plateau platform, MLIT (Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism) Japan. This import has been carried out in stages since October 2022.

MLIT Plateau建物インポート/MLIT Plateau Import 2021 は、日本全国を対象とするインポート編集であり、国土交通省がPlateauプロジェクトで配布する建物データ(建物形状および付帯属性)のインポートを目的としています。このインポートは2022年10月以降、順次実行中です。

目的

Plateauプロジェクトで配布される建物データセットは、非常に位置精度の信頼性が高く、有用な属性を多く含み、かつ網羅性の高いデータセットです。また、対象となる56都市は人口の多い地域を中心としており、OSMデータの人口カバー率を大きく向上させます。

このデータセットは市町村自治体が保有する都市計画基礎調査データが主となって構築されており、自治体によるOSMデータの連携を改善します。

スケジュール

インポート対象となる自治体の総数: 56都市

  • 2021/04 Talk-jaメーリングリストでの議論
  • 2022/07 初期段階インポート対象地域を特定(「埼玉県新座市」と「長野県 松本市 or 伊那市」)
  • 2022/08 Talk-jaおよびImportsメーリングリストでの議論
  • 2022/09 初期段階インポート対象地域でのインポート作業を実施
  • 2022/10 第二弾インポートの対象地域を検討
  • 2022/10/31-11/1 インポート手順書改定に伴い、東京都東村山市インポートを実施。
  • 2023/09 作業計画を変更し、作業希望者による手揚げ方式に変更 Talk-ja MLでの告知
  • 以降、TBD

インポート対象データ

背景情報

元データ配布サイト: https://www.geospatial.jp/ckan/dataset/plateau
データライセンス: https://www.mlit.go.jp/plateau/site-policy/
ライセンス種別 (該当する場合): CC BY 4.0 or ODbL or ODC-BY (Multi-licensed)
利用許可へのリンク (必要な場合): NONE
ODbLとの互換性確認: yes

OSMデータファイル

インポート種別

これは一度きりのインポートです。

データ準備

データ量削減 & 簡素化

データ量の削減および簡素化についての計画はありません。

タグ付与計画

Project Plateauで利用している属性のスキーマは 個々の建物データには、3D都市モデル標準製品仕様書に沿った属性が与えられています。

ただし、すべての建物にすべての属性が割り当てられているわけではありません。

それぞれのデータセットによって適用されている属性は異なっており、56都市の属性リストにExcel Sheetとしてまとめられています。

今回の作業では、オブジェクトに対して以下のタグを付与します。

項目 CityGML OSM Tagging 値の例 解説 備考
建物形状 bldg:lod0FootPrint building=* - リレーション:buildingのメンバーの場合は `k="building:part"。vの値は'bldg:usage 用途'から取得する
建物名称 gml:name name=* "HOGE" リレーション:buildingのメンバーの場合は、k="name"。重要な建物にのみ存在
建物高さ bldg:measuredHeight height=* "23.1" bldg:measuredHeightがない場合は、lod1Solidとlod0[RoofEdge(屋根の標高),FootPrint(接地面の標高)]から算出する
標高 - ele=* "32.06" 建築物形状の高度, bldg:lod1Solidの最低高度
住所 - addr:full=* "東京都大田区南六郷三丁目" 丁目レベルまでの住所表記, xAL:LocalityName-Type="Town" の値
地上階数 bldg:storeysAboveGround building:levels=* "3" 建物の接地面の標高と、建物の屋根の標高の差分から算出
地下階数 - building:levels:underground=* "2" 建物の地下部分の階数 正の整数値

詳細については、Githubの記載を参照してください。

タグの合成について

OSM側データとPlateau側データで異なるタグが付与されている場合、基本的にはOSM側の既存データの値が利用されます。

ただし、例えばOSM側で building=yes のような一般的な値が利用されている場合、Plateau側の値が適用されます。

OSM側データとPlateau側データの両方に、例えば building=apartment のような特別なタグが付与されている場合、以下の方針で合成が行われます。

以下のタグが影響を受ける可能性があります。

タグ 解説
building Plateau側のデータを優先します
name 既存側のデータを優先します
ele Plateau側のデータを優先します
height Plateau側のデータを優先します
building:levels Plateau側のデータを優先します
building:levels:underground Plateau側のデータを優先します
start_date 既存側のデータを優先します
source=GSI/KIBAN 25000;NARO PLATEAUによって建物形状を入れ替えるため、source=GSI/KIBAN 25000;NARO の記載を削除します。surveyが含まれる場合、surveyは残します。

詳しくはGithubの記載を参照ください。

オブジェクトの履歴について

既存で建物データが存在し、Plateau側データとマージされる場合、既存オブジェクトの履歴は引き継がれます。

マージされない建物について

既存データのうち、建物オブジェクトが以下の要素を有している場合、Plateauデータによる形状の入れ替えが行われません。

  • buildingリレーションのメンバー
  • マルチポリゴンのメンバー
  • entrance=* ノードを持つ建物
  • exit=*ノードを持つ建物
  • end_date=* タグがある"WAY:building"
  • demolished:building=* タグを持つウェイ

変更セットタグ付与

  • comment = Plateau import: [対象の市町村] [メッシュ番号]

e.g. "Plateau import: 新座市 53395404"

データ変換

元データはCityGML形式で配布されています。このCityGMLデータを、hayashi氏が作成したスクリプトで変換します。

マルチポリゴンの取り扱い等は、当該リポジトリに記載があります。

Describe the transformations you'll need to conduct, the tools you're using, and any specific configurations or code that will be used in the transformation. TBD

データ変換結果

データ変換結果のサンプルについては、以下に配置されています。

- 変換元ファイル: 53392547_bldg_6697_op2.gml ... 変換元のCityGMLファイル

- 第一段階生成ファイル: 53392547_bldg_6697_op2.osm ... CityGMLファイルからOSMファイルへ変換

- 第二段階生成ファイル: 53392547_bldg_6697_op2.org.osm ... 既存のOSMデータ

- 第三段階生成ファイル: 53392547_bldg_6697_op2.mrg.osm ... 既存のOSMデータとマージしたOSMファイル

より多くのサンプルが、以下のGithubリポジトリで公開されています。

- https://github.com/nyampire/plateau_samples4import

自治体ごとのインポート対象データ

Plateauデータセットは、自治体ごとに地物が異なる属性を有しています。

インポート作業により、作業対象となる可能性があるタグなどを以下に示します。(作業対象の増加に伴い、コンテンツを追加します)

  • 伊那市: buiding outline, ele, height
  • 松本市: buiding outline, ele, height

データのマージに関するワークフロー

インポートに関するワークフロー案は右図のとおりとなります。

PlateauImportWorkflow.png

チーム活動計画

The user who intends to perform the import work will announce the target municipality and the scheduled start date of the work on the Talk-ja ML.

The announced users are as follows

参照情報

複数人で作業を行う場合、作業完了/未完了などのチェックリストを、以下のページで管理します。

今後の作業予定

作業状況
市町村 作業予定日 インポート作業アカウント 完了日
大阪府忠岡町 2023-09-18以降 okadatsuneo_import 2023-09-19
長野県岡谷市 2023-09-27以降 okadatsuneo_import 2023-10-16
兵庫県朝来市 2023-09-28以降 K_Sakanoshita_work
福岡県うきは市 2023-10-01以降 helicoysfh_Plateau_import 2023-10-09
長野県佐久市 2023-10-01以降 helicoysfh_Plateau_import 2024-09-28
長野県茅野市 2023-10-25以降 okadatsuneo_import 2023-11-11
茨城県鉾田市 2023-11-20以降 okadatsuneo_import 2023-12-18
熊本県玉名市 2023-12-25以降 okadatsuneo_import 2024-01-15
埼玉県新座市 2024-01-15以降 Yoshida_plateauimport, furuhashilab4plateauimport
大阪府池田市 2024-01-24以降 okadatsuneo_import 2024-02-19
大阪府大阪市 2024-02-28以降 okadatsuneo_import 2024-04-15
愛知県名古屋市 2024-04-25以降 okadatsuneo_import 2024-10-28
兵庫県三木市 2024-11-05以降 okadatsuneo_import

Plateauプロジェクト対象市町村の一覧

現在、Plateauプロジェクトで公開されている市町村の一覧は、以下のページで公開されています。

また、2023年度の公開予定は、以下の報道資料PDF(P.8)から確認することができます。

ワークフローとデータ合成

以下の別ページにまとめています。

変更セットの大きさ

1ファイルはだいたい、数百kb〜数Mb程度のファイルサイズになり、1つの変更セットで10000オブジェクトを超えるアップロードを行う場合も多くあります。オブジェクトが10000を超える場合は、JOSMが自動的に10000ごとに変更セットを分割します。

変更セットをアップロードする際には、1000チャンク程度ごとにアップロードを行います。

リバート計画

なにか問題が発生した場合、user:nyampireがリバートを担当します。

品質管理

実際のインポート作業前に、現状のデータとPlateau側データを比較し、明らかなエラーの有無を確認します。

また、可能な限り事前に、Plateau側建物データの位置に合わせて、道路などその他の地物の位置調整を行います。

建物データのインポートが作業した後、JOSMの妥当性検証機能等を利用し、オブジェクトのエラーを除去します。

また、作業時に見つかった疑わしい箇所については、現地チームによる現地調査を実施します。

Plateau公式タイルによる状況確認

Plateauプロジェクトから公開されているTMSタイル画像は、OpenStreetMapの編集に活用することが可能です。

Plateauタイルで最新の状況が確認できる地域においては、インポート完了後、TaskingManager等のツールを利用してデータのバリデーションを行うことを検討しています。Plateau公式タイルの配信が無い地域については、参照先となるデータがBingやMaxar、地理院地図など通常のリソースになりますが、同様の確認の実施を検討しています。

中間報告の実施

いくつかの自治体に対する作業が終わった段階で、Talk-jaやSlackに対して、作業状況などの報告を行うことを予定しています。報告の内容をもとに、手順のアップデートや次のステップでの検討事項などについて、議論を行います。

具体的なフォーマットなどは検討中ですが、まずは最初の2自治体が完了した時点での報告を予定しています。

追加情報

The email to the Imports mailing list was sent on 2022/Aug/11 and can be found in the archives of the mailing list at the archive.