JA:OpenHistoricalMap/Contributing
Open Historical Map へようこそ
このページはオリエンテーションのためのものです。OpenStreetMap (OSM)の経験者であれば、多くの類似点に気づくでしょう。
初めての方へ
(そして記憶をリフレッシュしたい人は誰でも)
初めての方はまずOHSの基本ページをご参照ください。
マッピング方法
新しいタグ付けのページを構築中です。
より詳細なメモ
地物のタグ付けの細部についてはComparison of life cycle conceptsを、とりわけdate namespace接尾辞とlifecycle prefixを考慮したほうが良いでしょう。
全く初めての方へ
OSMを全く知らない場合には、紹介記事やチュートリアルが利用できます。 OSMの編集方法とOHMの編集はよく似ているので基礎を学ぶにはOSMのチュートリアルが最適です。
基本となる要素(エレメント)はBeginners_Guide_1.3で網羅されています。
LearnOSMやTeachOSMにも良いチュートリアルがいくつかあります。
プロジェクト
Open Historical Mapで何かしら始めてみたいと考えているなら、何かに特化したプロジェクトを考えることが手助けとなるでしょう。 プロジェクトを決めたら、そのページをOpen Historical Map/Projectsの下に作成するのは良いアイデアです。 実際、あなたはおそらくそこで他の人がどんなテーマを選んでいるのかがわかるでしょう。 プロジェクトの中にはとても大きなものもあります。例えば、Open Historical Map/Projects/American Civil Warは巨大です。 ここにある現時点の記述では、関わっている人々はより小さなサブプロジェクトにフォーカスすることを選んでいます。
プロジェクトを始める人は、個人のウィキ議論ページへのリンクなど何らかの連絡先フォームをプロジェクトページに追加することをお勧めします。そのプロジェクトへの参加希望者への案内になります。
ログイン
Open Historical Map (OHM)へのログイン作成が必要です。OHMはOSMのユーザー情報を共有していません。 お好みにより、他の人と重複していない限りOSMログインと同じものを使うことができます。
エディタ
Open Historical Map はOSMと同じエディタで動作します。
ID & Potlatch
ID と Potlatch はOSMページと同じやり方でOHMでもアクセスできます。
JOSM
JOSMではもう少し作業が必要です。
サーバー設定の変更
JOSM個人設定でAPI設定を変えてOHMサーバーのAPI接続パラメータをセットしなければなりません(既定値のチェックを外し): https://www.openhistoricalmap.org/api/ を使います。https: であって http ではないことに注意してください。あなたのOHMアカウントと同じものをユーザー名にセットしてログインする必要があります。
OSMウェブサイト上の「編集」ボタンの隣りにあるドロップダウンメニューから「遠隔制御で編集」を選んでJOSMを使って編集することもできます。JOSMの個人設定で遠隔制御が有効になっていて、JOSMを実行中であることを確認してください。APIは自動的に接続されるでしょう。あなたのコンピュータ内のOSのファイアウォールで何らか調整が必要な場合があるかもしれません。そのやり方はシステムごとに異なります。
別の個人設定ファイル
サーバーの個人設定を何度も変更したくなければ、別のJOSMの preferences.xmlファイルをセットアップしてコマンドラインからJOSMを実行することもできます。
Mac & Linux
デフォルトで、JOSMはその個人設定ファイルをサブディレクトリ内に.josmとして置いています。 あなたはこのディレクトリを複製してJOSMをコマンドラインから実行できます。 例えば、.josmを.josm-ohmにコピー; preferences.xmlファイルを編集して確認し、できればosm-server.auth-method, osm-server.password, osm-server.username, そして osm-server.urlの設定を変更します。これを一度行えば、あなたのシェルプロファイル内に次のような別名(エイリアス)をセットアップできます:
josm-ohm='java -Djosm.home=/Users/myhomedir/.josm-ohm -jar /Users/myhomedir/JavaApps/josm-tested.jar
Windows
(windowsでの詳細説明が必要)
命名の慣例
現在のところは、OSMの命名慣例を使ってください。しかし、地域の言語は時代に応じて変わることに注意してください。 例えば、ニューアムステルダムでは近代の英語名ではなくオランダ語名を使います。
タグ付の慣例
OpenHistoricalMap のタグ付けはOpenStreetMap のタグ付けとほとんど同じです。実際、OSMの周辺的なタグの中にはcrop=*などのようにOHMではより有用なものがあり、特定の地点に時代に応じてどのような穀物が栽培されていたのかは著名かつ重要なことです。
(存在する場合はタグと慣例のより詳細なページへリンクを追加)
特に重要なタグについていくつか以下に記述します。
情報源
source=*タグはOSMとOHMでは違う使い方をします。 最近のOSMのモデルではsource=*タグはデータベース内のエンティティよりも変更セットに付けられますが、OHMは以前のモデルを引き継いでいます。 情報源がシンプルであればデータの発生源を指定するので十分です。 情報源が複雑な場合(よくあります)、プロジェクトによってはより詳細に記述できるそのプロジェクト用のOHMウィキページへのリンクを提供しています。このアプローチの例としては Open_Historical_Map/Projects/New_York_Capital_Districtのプロジェクトページを参照。
マップへの直接リンクの例
- https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/1d/GeneralMapOfDistancesAndHistoricCapitals.jpg
- Ribeiro's_World_Map: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/7/74/Map_Diego_Ribero_1529.jpg
- 1853 Mitchell Map of Asia: https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/fc/1853_Mitchell_Map_of_Asia_-_Geographicus_-_Asia-mitchell-1850.jpg
ライセンス
最近のOSMでは全てのデータはODbLの下に置かれているため、このタグは使われていません。 ライセンシングについて、OHMには異なる概念があります。 OHM内のエンティティは、そのエンティティに関連する利用条件を明示するためにlicense=*タグを持つべきです。 できる限りlicense=CC0 (事実上のパブリック・ドメインライセンス)が望ましいのですが、必ずしもそうできない場合があります。
license=*タグは全てに付ける必要はありません。できるだけ高位レベルのオブジェクト(リレーションやウェイ)を選んで付けてください。
重要: ライセンシングのアプローチが違うということはデータをOpenStreetMapからカジュアルにコピーしてはいけないということを意味しています。そうしないように注意してください。
開始 & 終了日付
start_date=*タグとend_date=*タグはOHMタグ付の主要な部分です。 メインウェブサイトのタイムスライダー機能は時間軸の任意の時点で表示するものを決めるのにこれに依存しています。 現時点ではこれは必須にはなっていませんが、視覚化に大きな差異が出るため、極力これを決定する努力をすべきです。 タイムスライダー機能はstart_date と end_date がリレーションに付けられているときに正確に認識します。そのため時代によって変わる地物の断片を明示的に集めるのにリレーションを使うことができます。
start_date=*タグのウィキページにはデータ・フォーマットについてかなり詳述されており、その多くは歴史的なマッピングにとって重要です。 重要な問題には不正確な日付、グレゴリオ暦以前のカレンダーなどがあります。
データ・フォーマットに関するメモ
以下のメモはトップレベルのページの書き換えから保護されており、レビュー及びOSMの start_date=*ページ上でのフォーマットの議論との比較が必要です。
実際の日付がわからない場合は、年だけを追加できます。例: start_date=1925
例:
- 1901-01-20
- 1902-12
- 1878
- 1900..1925 (between 1900(-01-01) and 1925(-12-31))
- 1900-06..1901-04-23
- before 1910-01-20 (特定の日付以前 - 写真撮影時期など)
こうした値のパース と 人間が読みやすい形式への変換, そしてOverpass用のクエリ生成のためのJavaScriptモジュールがあります。
帰属表示
attribution=*タグはライセンスが要求する帰属表示を、要求されていない場合も含め、求めます。OHMは変更セットのレベルよりも、オブジェクトのレベル(POI、ウェイ、リレーション)で帰属表示をタグ付けしようとしています。
ウィキペディア
wikipedia=*タグはOHMオブジェクトに関連するウィキペディア記事をリンクするのに使います。
ウィキペディアは歴史的な情報の優れた情報源であり、またOHMで何がマッピングできるかアイデアを出すための優れた情報源でもあります。できるだけ関連する記事にリンクするようにしてください。そして、このタグを使う際には言語接頭辞を忘れないようにしてください。例:wikipedia=en:Carcassonne
。
ウィキデータ
wikidata=*タグであなたのOHMデータを特定のウィキデータのQ番号とリンクできます。 例: wikidata=Q6582
。
著作権とライセンス
OHMはOSMとは少々異なります。 この差異があるために、OSMからOHMへのデータのコピーは、許可が適切である(例:素材の著作者が識別され、連絡して許可を得た場合)と決定できない限りは、するべきではありません。
OHMではlicense=*タグを使ってライセンスの混在に対応しています。 情報源が認めていれば、CC0ライセンスの使用が望まれます。 CC0に関する詳細情報はhereにあります。
OSM由来のデータに関するメモ
2019年6月現在、OHMにはOSM由来のデータがあり、OHMウェブサイト上でのそのマーキングは不正確です。OHMコミュニティはこの問題に注意を向けるための作業中です。
組織
OHMは現在過渡期にあります。2012-13年に開始して以来、これまでずっと非公式の組織でした。 よりフォーマルな構造が必要なことが次第に明らかになり、OHMはオープンソース/オープンデータコミュニティ内のより大きな組織との連携を模索しています。その間、非公式な組織に参加している人々は動向を見守っており、次のセクションにリストされたコミュニティ全てで見受けられます。 彼らは物事がどのような方向に向かっているのか、喜んで話したがっているということが分かるでしょう。
コミュニティ
あなたのプロジェクトで出てくる課題に関する支援を得るには、様々なOHMコミュニティが良い場所でしょう。
メーリングリスト
こちらにOpen Historical Mapの伝統的な電子メールによるメーリングリストがあります。
ツイッター
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OSM US はSlackワークスペースをホストしており、これは米国だけでなく世界中のマッパーに開かれています。 その中には全般的な議論用のopenhistoricalmapと、内部的な詳細に関するマニアックなopehistoricalmap-techという2つのOHMチャネルがあります。
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