JA:Tag:place=quarter
place = quarter |
説明 |
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quarterとは名前の付いた地域を意味し、大きな市におけるsuburb(区)より小さく、neighbourhoodよりも大きな町を意味します。 |
グループ: 場所 |
適用できる要素 |
よく併用されるタグ |
関連項目 |
状態:承認 |
ツール |
タグ place=quarter は、区 place=suburb より小さく (OSMでは「suburb」を都市の中央でも利用します)、place=neighbourhoodより大きい区域です。 quarterは行政上の区域である必要はありません。(訳注:日本地域では、住所表記の際に大字の下の字名が必須である場合にのみ、その大字に対して使用します。 addrタグの解説ページも参照してください)
マップする方法
準備段階ではノードを使って表現することができます(これにより名称のラベルがレンダリングされます)。理想的には、対象の区域の外形を描き(あるいはマルチポリゴンを使ったり、既存の道路やその他のライン・オブジェクトを再利用したり)して、そのオブジェクトに対してタグを付与します。
関連タグ
その他、利用可能な情報がある場合に利用するメインタグは以下のとおり
- name=* 地名
- population=* 人口
- source:population=* 人口資料の情報源と、その情報源の発行年
- wikipedia=* ウィキペディアの記事へのリンク
以下のタグも提案します
- start_date=* その区域に入植が行われたり、商売が始まったり、利用者が発生し始めた日付あるいは年(判明している場合のみ)
- architect=* 区域の都市計画設計者、あるいは企業の名前(もしあれば)
もちろん、その他に適切なタグを追加しても問題ありません。
マップする対象
neighbourhoodよりも大きく、suburbよりも小さい区域に対して、このタグを利用します。このタグは、居住区や商業地区、工業地区などに関わらず、あらゆる土地利用やその混合利用に対しても適用することが可能です。区域の成立には、歴史や文化、政治的背景、経済的背景など様々な理由があり、それらすべてを表現するような複雑なルールは表現を回避します。通常、quarterは小さな村1つぶんくらいの大きさを指します。村あるいは小さな町がより小さな区域(neighbourhood)に分割されている場合には、このタグを使うとよいでしょう。村のなかで、より小さな単位の分割単位が存在しない場合(つまり、その村自体が非常に小さい場合)、quarterはマップせず、place=neighbourhoodタグを使うようにしてください。
日本地域における適用
日本では quarterタグは、住所表記の際に大字の下の字名が必須である場合(「大字○○字△△」)にのみ、quarter="大字○○"と使用します。 iDエディタでは「大字(小字を併用する場合)」と表示されています。 小字を併用しない大字、町・丁目・字についてはすべてneighbourhoodを使用します。
参考情報
- Proposed_Japan_tagging/Places - 日本におけるquarter/neighbourhoodのタグ付け見直しの提案(承認済み、2022年)
- Quarter_(urban_subdivision)(Wikipedia)