このページは OpenStreetMap プロジェクトをめぐる技術用語やくだけた言葉の一覧を表します。
注記:このページに載せる項目はかなり恣意的に選ばれています。もちろん完ぺきではありません。くだけた表現もたくさんあり、OpenStreetMap 内外のソフトウェアの名称も登場します。実際、ウィキのページ名そのものはしばしば短縮化・愛称を使っていて、たった1単語のこともあり、ページの上部に定義文を置いてあるので、個別の用語の説明は検索をすると見つかることがよくあります。
ア
イ
ヨ
- 要素 : OpenStreetMap の物理的な世界の概念データモデルにおける基本的な構成物です。「ノード」、「ウェイ」、「リレーション」から成ります。
A
- API : Application Programming Interface - OSM の API は OpenStreetMap データベース への高水準のアクセスを提供し、クライアントがデータベースのオブジェクトを要求したり編集したりできるようにします。ウェブサービスを構築する上では、 REST のアプローチを採用しています。別名、 OSM 「プロトコル」
- Area : 地図の処理の用語では、エリアとは色付きのポリゴンで、たとえば公園や工場地帯を示します。エリアを定義する根本データはありません。自己完結する way(つまり円形)であり、エリアに属する tags でタグ付けします。
D
- Database : OSM では "database" とは素地となる地図データの保管先です(簡単に説明するなら何がどこにあるかという情報)。技術面では、本来はさまざまなサーバーで走る PostgreSQL のインストールを指しますが、ほとんどのアプリケーションは API 経由で保管します。
- Data Primitive : 古い用語で、低レベルのデータタイプを意味します。ノード、ウェイ、リレーションなどのことです。これらはElementsへほぼ置換し終わりました。
E
G
- GPS trace: GPS 装置で集めたデータのこと(つまり "GNSS tracelog" のこと)。
- GPS track : GPS traceの類型
I
- Imagery
- iD - ID(アイディー)とは識別子 identifier の略語ですが、小文字始まりの iD は私たちが使うブラウザー用編集ソフトウェアをも指すので……ちょっとややこしいですね。OpenStreetMap の技術方面では識別子としての ID も使うし、アプリたちを差して ids とも呼びます。多くの場合、ElementsもしくはOSM利用者の識別番号を意味します(詳細はUser IDを参照)
J
- Java は場合により次のいずれかを意味します。
- Java Applet : OpenStreetMap の文脈では "java アプレット" java applet という言葉で非常に歴史の長い Editing インターフェースを差し、OpenStreetMap.org サイトで利用されつづけ、やがて Potlatch が後続し、さらに iD へと変遷しました。
- JOSM : Java 言語を使った OpenStreetMap のエディターのこと。地図を表示し編集するツールであり、最初に書いたのは Imi さんでした。ほぼ全てのコンピューターで走り、これを使う利用者は地図を表示したり編集したり、データを OpenStreetMap データベース にアップロードしたりできます。
K
- k="なにか" something、v="他のなにか" something else の詳細はタグを参照
- Key : "タグ"の First Part のことで、より広範なグループ分けやカテゴリを示します。タグの二次の部分は値を意味する Value (キーと値の対応)
L
- Layer : レイヤーは地物の相対的な高さを表現するため、スタイルシートの個別の部分を分離させるため、あるいはJOSM の異なるものを表示する方法などとして使われます。
M
- Map Features
- Mapping - マッピングとはかなり意味があいまいな用語で、よく使われ、意味は次のように多彩です。
- Mapnik : Mapnik(マプニック)とは GIS ライブラリのことです。コードを集積したもので、それぞれのコードは地理空間のデータの表現などをします。Mapnik を使い OSM では slippy map のタイルを生成します。.
- Mapping : マッピングとは OSM 地図に使うデータを収集する過程のことです。典型的な例として GPS 受信機を持って徒歩、自転車、自動車で実行し、同時に道路名を書き付けていきます。
- Multipolygon
N
O
- Object : オブジェクトとはしばしば OpenStreetMap の 要素 "Elements"(上記「Elements」「Node」参照、ノード、ウェイ、リレーションなど) を意味しますが、その他の技術的な概念を指すこともあります(あいまい)
- OCOSMD : Obsessive Compulsive OpenStreetMapping Disorder の略号。繰り返される OSM の表示障害(よく使う検索エンジンで「OCOSMD」を検索してサンプルを表示してみてください)
- OGC : Open Geospatial Consortium の略号。オープン・ジオスペーシャル・コンソーシアム(http://www.opengeospatial.org/)は非営利組織で、標準機関として地理空間データの使用と保存の標準化を担当します。
- Open : オープン(開放された)とは OSM の基本姿勢のことで、できるだけ利用自由である状態を保とうとしています。私たちの地図が "open" であるとは、誰でも利用でき(ライセンス条件に左右されないこと)、地図作成の過程が誰に対しても可視化され、その過程に誰でも参加できるという点に関してです。それに加え、私たちのソフトウェアの大半はオープンソース、すなわちソフトウェアの開発者はプロジェクトの開発に(訳注:オープンソースの条件で)参加できます。
- Open Source : オープンソースとは、ソフトウェア開発においてオープン(開放)の精神を発揮し、ソースコードを(無料で)ダウンロードし改変し再配布できます。ただしコンピュータ用語ほかとの混同を防ぐため、「OS」と略すのはやめましょう!
- Operating System : Software such as Linux, Mac OS X, Windows or Solaris for low level management of a computer system. Devices also have them. ただしコンピュータ用語ほかとの混同を防ぐため、「OS」と略すのはやめましょう!
- Ordnance Survey - Mapping organisation in the UK, with extremely detailed maps collected and funded by the taxpayer... and then sold back to them at prohibitively expensive prices. ただしコンピュータ用語ほかとの混同を防ぐため、「OS」と略すのはやめましょう!
- OS : Unfortunately OS is an abbreviation for three different things which we might be talking about in this context: see "Ordnance Survey", "Open Source", or "Operating System" above.
- OSGeo : The Open Source Geospatial Foundation promotes the development and use of Open Source, community-based Geospatial software.
- OSM : OpenStreetMap. This whole project. See About
- .osm : The XML format that is produced by the OSM server. It is used for communication with the API and also for the weekly Planet dumps.
- Osmarender : The renderer used by the Tiles@home project, also the name of the tiles@home default layer because of this.
P
- Preset (mainly JOSM term)
- Projection: The standard "projection" of OSM material is Plate Carree (no transformation, EPSG:4326), the standard projection for rendered OSM data, i.e. map tiles, usually is Spherical Mercator (EPSG:900913)
- Protocol : A.K.A. The "API".
R
- Redaction: Removing from view data where the user did not agree to the new OpenStreetMap contributor terms and license change to Open Database License (ODBL). See [1]
- Ref : a Tag used to enter reference numbers to i.e. roads. For example the M 24 gets the key/value "ref=M 24" see Map_Features on the wiki.
- Relations : Relations are a new kind of data primitive added more recently. They are basically groups of objects in which each object may take on a specific role. Relations may also have tags.
- REST : Web development paradigm which we adopt with our protocol interface (API). It means we make objects available at unique URLs, and follow standard use of HTTP protocol features.
- Revert: may refer both for undoing deletions and partial or complete changeset rollbacks
- Router : A service/device for working out a route between two geographical points using OSM or other map data (often for use as a navigation aid).
- Ruby : A multi-purpose programming language. We have a number of data manipulation scripts and libraries in Ruby. The protocol interface was originally written in pure Ruby before being ported to Ruby on Rails.
- Ruby on Rails : Called "Rails" for short. A Ruby framework for rapid data-driven web development. OSM core components were ported to Ruby on Rails, see The Rails Port.
- The Rails Port : OSM core components: The protocol interface (API) and the front end website components are often referred to as as "The Rails Port" because there was a large development effort to port these (change the code over) to Ruby on Rails. They were originally written in pure Ruby. The rails port runs on the Servers/www
S
- Segment : Segments were a data primitive in the past (in old OSM API versions).
- SiRFstar III : サーフスタースリーは GPS チップセットで提供元は SiRF Technologies です。
- Slippy map : The word 'slippy' (rather than 'static') is used to highlight that a map image can be dragged around allowing a user to see what's off the edge of the display.
- Survey
- SVG : Scaleable Vector Grapics の略号。ベクター画像を記述する XML フォーマット。SVG 地図はエクスポート用タブ経由もしくはオズマレンダラー Osmarender を使ってダウンロード可能です。
T
- Tagging : タグ付け、タギングとは、地図要素の (key=value ペア) にタグをつけること。タグスキーム "Tagging scheme" などでは、個別のタグの説明を記述することを意味します。
- JA:Tag : タグとは1対の key=value のことで、OpenStreetMap では「ノード」「ウェイ」「リレーション」などの実体に付けます。それぞれのタグはキーの名称と値の組み合わせです。書式は key=value(一例として highway=residential)もしくは場合によって略号を使い k=key, v=value (k=highway v=residential) と記述し、XML の表記に近い形でも記述できます。
- Trace : A trace usually refers to a GPS trace (otherwise known a "GPS Track", see Recording GPS tracks) We use the word "trace" on the website: traces. Trace is also a verb, as in "Tracing" (Ambiguous. See following)
- Tracing : トレーシング、トレースする。あいまいに使われ、空撮画像の線分をデータでなぞり書きすること(例文=建物の輪郭をトレースする)、あるいは GPS 受信機を使い経路をたどること。
- Track : トラックとは "GPS トラック"(詳細は GPS トラックの記録方法 Recording GPS tracks参照)、または固有の種別(タイプ)の遊歩道 / 未舗装道路を指すことがあります(Track を参照。)
- Tracklog : トラックログ。これも GPS トラック / トレースと意味は同じ。
U
- User ID : ユーザー識別子(利用者識別子)とは、OpenStreetMap の利用者に割り当てられる識別用の一連の数字のことです。どちらも利用者ID(りようしゃあいでぃー "User ID")と呼ぶことがありますが、正確には後者の意味です。割り当てた数字 ID はほぼ非表示ですが、プラネットダンプに収集され、またより信頼性の高い(変更不可能だから!)識別子としてダウンストリームのサービスで使われることがあります。
- User Name : ユーザー名(利用者名)もしくは表示名 "Display name" とは皆さんが OpenStreetMap のサイトにログインするときに使う名前のこと。プロフィールページに表示され、その URL にも記述されます。
V
- Value : タグ tag の第2の部分に入る値のこと。個別にキー Key によって分類されます。
W
- ウェイ : 順序を与えて並べた1個以上のノード Nodes のこと。ウェイを処理すると、そのウェイにタグ付けしたタイプ(種別)によって示すタグ通り・鉄道・遊歩道・運河( streets/railways/footpaths/canals)その他を表現できます。ウェイとは隣接し非分岐(contiguous and non-branching、ウェイの断片をたどると開始点から終端まで一筆で到達でき、飛ぶ "jumping" あるいは後退する backtracing 必要がありません) Data Primitives#Way と XML Schema#Way も参照。
- WGS84 : 楕円体(だえんたい=エリプソイド) ellipsoid とは GPS の基盤となるもの。OSM 上の地図データはすべて WGS84 を採用します。その他の情報源から収集した地理データとはかなり異なる場合があります。一例として、グリニッチの国立天文台(Royal Observatory in Greenwich)はオープンストリートの地図エリプソイドでは 0°0'0"E にあり、WGS84 では 0°0'5"W に位置します。
関連情報
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外部リソース
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