JA:接続道路

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Logo. 地物 : 接続道路
One example for 地物 : 接続道路
説明
接続道路を識別するための一連の highway タグの値
グループ

道路

タグ

highway=*

_link が付いたタグは、道路の本線車道/車線とあらゆる種類の他の道とを接続する、ランプウェイなどの接続道路と「独立した」(物理的に分離された)平面交差での右左折車線に使用します。 _link が付いたタグは他にも、信号付き交差点にある物理的に独立した右左折車線に使ったり、ラウンドアバウト(ロータリー)にある、主となるラウンドアバウトから特定の方向に曲がる物理的に独立した道路にも使います。

よく使われる道路の種別は以下の通りです。

タグ付け

接続道路を、一方の道路に属する部分と、異なる種別のもう一方の道路に属する部分とに分けるのは避けてください。これをやると、接続道路がどの道路に接続しようとしているのか分かりにくくなります。

接続道路にはふつう、名称がありません。 destination=* やその拡張タグを使用すれば、相手方の道路の路線番号(ref=*)や標識で示された行き先(たとえば、都市名や接続先の道路名)を設定できます。これがあると経路案内エンジンは、ルートが接続道路に入る時に、それがどこへの出口であるかを「接続先道路の名称や路線番号」を用いて正しく案内することができます。イギリスやアメリカの slip road や ramp は名称をもっておらず、路線番号を持っていることもまれです。(路線番号がある場合は、ふつう重複区間の起点または終点に当たるところで、たとえば US 30 が I-80 との重複区間に合流するところです[1]。)

立体交差のインターチェンジ

立体交差のインターチェンジでは、主となる交通が他の交通の上や下を通過します。これでふつう、交差する道路のうちひとつ(普通は自動車専用道路)に別の交通が横切るのを避けます。 高速道路と高速道路の交差ではふつう、このような平面交差での交通の競合を完全になくします(ただしイギリスではしばしば、2つの高速道路がラウンドアバウトが接続されます)。立体交差のインターチェンジで両方の道路が平面交差の接続道路を持つのは非常にまれです[2]

合流・分離する接続道路(ランプウェイ)はふつう、それと繋がる、通過できる道路に「所属する」とみなします。どちらの道路に所属させるかはふつう、交差する道路のうち種別が格上のほうにします。これは出入口のランプウェイが原則、本線と同じ通行制限がなっているためです​[1]が、逆転している場合もあります[3]

平面の交差点

最もよく接続道路が見られる場面は、交差点の角を切るもので、通行車線との間に小さな三角形の「島」を形成するものです。

道路同士を結ぶのに接続道路を複雑に組み合わせるようになると、インターチェンジから橋をなくしたものに似てきます。ふつう、これは直接の右折(左側通行の場合)を避ける効果があります(jughandle を参照)。スペインの標準的な平面の交差点では、車両は左折する前に右に抜ける必要があります。ここでも、おそらく接続道路はより主要な道路に「所属している」と理解されているでしょう。

接続している道路は接続道路ではありません。三角形のランプの右左折車線のみを _link でタグ付けします。

なお、通常の平面の道路が同じ目的で使われることがあります。既存の道路が2つの主要な道路を接続する場合は接続道路ではありません。このような道路はもともとの通常の highway としてタグ付けしてください(おそらく接続している道路のうち格下のほうと同じ種別になるでしょう)。これはインターチェンジにあるその他の細い道路にも当てはまります。[4]

ラウンドアバウト(環状交差点)

_link はラウンドアバウトでも、主となるラウンドアバウトから特定の方向に向かう車線を物理的に分離した構成になっているときには使われます。

右左折車線

中央分離帯のある道路や上下線が離れた道路にも、物理的に分離された右左折車線がみられます。 [5] 分離元の道路種別の _link でタグ付けしてください。

motorway についての特記事項

国によっては、 motorway(高速道路) というだけで、特定の種類の車両(二輪車など)や運転者(初心者など)が利用できないということを法的に意味します(例えばイギリス。アメリカではそうとは限らない)。同様の制限が motorway_link(高速道路の接続道路) にも適用されます。そのため、 motorway_link タグはこのような制約がある接続道路にだけ使用してください。

それ以外にも、 motorway を使わないといけないランプには motorway_link を使用してください。また、 motorway の交通を集散する collector/distributor road も motorway_link です。[6][7]

motorway には主に平面交差で、方向転換のための短いランプがある場合があります。自動車専用道路には right-in/right-out (訳注: 日本では左合流/左分岐)の交差点があったり、自動車専用道路がこのようなランプに接続して終わっていたりするからです。どちらの場合も、このような motorway に出入りするための道路は motorway_link としてください。

なお、 highway=motorway と異なり、 highway=motorway_linkoneway=yes の意味を含みませんoneway=* は常に明示的に使う必要があります。双方向の motorway_link は oneway=no とタグ付けすることが推奨されます。

注釈

  1. ワイオミング州の Granger 付近にある US 30 が共有区間を離れて I-80 から下りるランプウェイ。重複区間は東側から来て、 US 30 は北西へ、 I-80 は南西へ続きます。
  2. オハイオ州の Jackson 付近にある US 35 and SR 32
  3. フロリダ州の Hawthorne にある US 301 and SR 20: US 301 の方が格上ですが、こちらに信号があり、上を SR 20 が通過しています。
  4. フロリダ州の Orlando にある I-4 と Kaley Avenue: I-4 のランプと Kaley 通りを結ぶ Avondale 通りと Tallokas 通りは、 Kaley と同じ secondary です
  5. 両方の例がデラウェア州の New Castle 付近のUS 13/US 40 and Route 273 にあります。
  6. ニュージャージーの I-295 と Rancocas Mount Holly Road: Rancocas Mount Holly Road の東行の交通は I-295 の北行に乗ることができ、西方面の C/D 道路の 45B 出口から Rancocas Mount Holly Road の西方面に、 I-295 を使わずに降りることができますが、この間の2つのループと C/D 道路は primary_link ではなく motorway_link としてください
  7. 訳注: collector/distributor road は日本には少ないのですが、長野自動車道の更埴 IC ~更埴 JCT 間(下り線)や、東名高速道路の海老名 JCT ~厚木 IC 間などに見られます。

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