JA:MLIT ISJ
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位置参照情報 ISJ とは
"ISJ" is geo data provided by National Land Information Division, a section of National and Regional Policy Bureau(NRPB), Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism (MLIT), Japan
(ja)「位置参照情報」は国土交通省 国土政策局 国土情報課によって提供されている地名(place name)に関するデジタルデータです。
公開用URLと配布データ概要
公開用URL: http://nlftp.mlit.go.jp/isj/
上記URLでは、以下2種類のデータが公開され、毎年1回の更新が予定されています。
1. 街区レベル位置参照情報
- データ整備範囲: 都市計画区域内 (注: おおむね、町・丁目の単位で整備された市町村)
- 説明(引用): 街区レベル位置参照情報とは、全国の都市計画区域相当範囲を対象に、街区単位(「○○町△丁目□番」)の位置座標(代表点の緯度・経度、平面直角座標)を整備したデータです。
- 街区の代表点を示すCSVデータです
2. 大字・町丁目レベル位置参照情報
- データ整備範囲: 日本全国
- 説明(引用): 大字・町丁目レベル位置参照情報とは、日本における住所体系のうち、市、町、村、区、特別区の直下に属す行政区である大字、町丁目、 自治体によっては町字を示す住所代表点と、その住所代表点が示す位置座標を対応づけた情報のことです。」
データ内容解説
""大字・町丁目レベル位置参照情報"は以下のカラムを含んでいます。
> source: http://nlftp.mlit.go.jp/isj/data.html
項目 | 定義 | 記述例 | OSM Tagging |
---|---|---|---|
都道府県コード | JIS都道府県コード | "13" | no use. Reference number of Prefecture |
都道府県名 | 当該範囲の都道府県名 | "東京都" | no use. Name of Prefecture |
市区町村コード | JIS市区町村コード | "13101" | no use. Reference number of Municipality |
市区町村名 | 当該範囲の市区町村名 (郡部は郡名,政令指定都市の区名も含む) |
"千代田区" | no use. Name of Municipality |
大字町丁目コード | 大字町丁目コード (JIS市区町村コード+独自7桁) |
"131010005002" | no use. This dataset original ID of the quarter/neighbourhood. |
大字町丁目名 | 当該範囲の大字・町丁目名 (町丁目の数字は漢数字) |
"霞が関二丁目" | name=* Name of quarter/neighbourhood. |
緯度 | 十進経緯度(単位:度、小数点以下第6位まで、半角) | "35.676155" | latitude |
経度 | 十進経緯度(単位:度、小数点以下第6位まで、半角) | "139.751075" | longitude |
原典資料 | 大字・町丁目位置参照情報作成における原典資料を表すコード 1:自治体資料、2:街区レベル位置参照情報、3:1/25000地形図、0:その他資料 |
"1" | no use. Source of this information. Affect on geometrical Accuracy. |
カテゴリ | 大字/字/丁目の区別を表すコード 1:大字、2:字、3:丁目、0:不明(通称) |
"3" | 1: place=quarter (Major neighborhood) 2: place=neighbourhood (Minor neighborhood) 3: place=neighbourhood (Minor neighborhood) 4: place=locality (unknown or "so called" place name. most of them are place name in Kyoto area) |
ライセンス/Licenses
(ja)位置参照情報利用約款によると、出典の明記を条件に無償で利用することができます。
OSMへの位置参照情報データの利用についてOSMFJが国土交通省国土政策局に確認(2012年7月)
(国土政策局からの回答) OSMへの位置参照情報データのインポート利用ついて問題はありません。オブジェクトにデータ属性(タグ)として出典(source)が書かれ、かつ、OSMでの位置参照情報データ利用説明に関するwikiページを設けることで出典を明記しているとみなします。
データ利用方針
OSMで利用するにあたっては、「大字・町丁目レベル位置参照情報」をまず利用することを推奨します。
理由は以下のとおりです。
- データの整備範囲が全国である。
- 町大字丁目が表記できる
「街区レベル位置参照情報」は、データ量が多く、利用前作業にはやや手間がかかるため、利用法がある程度確立、共有化された上での利用が望まれます。
OSMにおける利用
OSMにおける利用方法としては、「トレースによる利用方法」「インポートによる利用方法」の2種類が存在します。
インポートによる利用
インポートでの利用については、Talk-ja MLにて討議中です。
インポート作業に必要となる情報については JA:MLIT ISJ/import2019 outline にまとめられています。
トレース用データとして利用する場合
Tagging Sample/タグ付け例
place = neighbourhood name = 馬場平
また、上記に加え、JOSMなど、変更セットへのタグ付与が可能なエディタを利用する際には、変更セットに対して以下のタグを追加付与してください。
source = ISJ 2012 source_ref = https://wiki.osm.org/wiki/JA:MLIT_ISJ
sourceの箇所に記載されている年次は、利用したデータの年次にあわせて変更してください。
位置参照情報のトレース方法 (背景として利用する場合)
- 位置参照情報データを対象範囲(県市町村単位)を指定してでhttp://nlftp.mlit.go.jp/isj/index.html よりダウンロードする。
- ダウンロードした位置参照情報データCSVファイルをOSMファイルに変換する。
- 変換したOSMファイルをJOSMで開いて背景表示し、大字町丁目名をトレースする。
(すでに対象地区に入力済の地名があった場合は、地名が重複しないようにデータをマージしてください)
- 「大字・町丁目レベル位置参照情報」から osmに入力するための手順を編集中です。
[| 国土数値情報の「大字・町丁目レベル位置参照情報」から osmに入力するための手順]
以下の変換スクリプトは、定義するタグについて改善が必要です。また、大字・小字のパースについて考慮されていません。そのままインポート用のデータとしては利用しないでください。
(参考例)CSVファイルからOSMファイルへの変換方法
Mage Whopperさん作成の変換スクリプト isjp2osm-oaza.pl
http://wiki.openstreetmap.org/wiki/User:Mage_Whopper/ISJ/isjp2osm-oaza.pl