JA:リレーション
リレーションとは、他の要素間の論理的または地理的な関係を定義するために、1つ以上のタグと、1つ以上のノードやウェイやリレーションがメンバーとして順序づけられた並びで構成されている中核データ要素の 1つのことです。リレーションのメンバーは必要に応じて、リレーションの内部で特定の機能を果たすためにロールを持つことができます。
使い方
リレーションはオブジェクト間の論理的(通常は場所)または、地理的な関係をモデル化するために使われます。リレーションは地理的に広く分散しているものを緩やかに関連付けるように設計されていません。たとえば、「イーストアングリアのすべての歩道」の集合体に対してリレーションを使うのは不適切です。
サイズ
1つのリレーションあたり 300メンバーを超えないように使うことを推奨しています。さらに多くのメンバーを扱う必要がある場合は、いくつかのリレーションを作成してスーパーリレーションに結合してください。
理由: あまりにも多くのメンバーが 1つのリレーションに詰め込まれていると、処理が難しくなったり、簡単に壊れてしまったり、競合してしまったり、データベースとサーバーでより多くのリソースが消費されてしまいます。
ロール
ロールはリレーションのメンバーの機能を説明するオプションのテキストフィールドです。たとえば、北米のロールでは east でルート番号標識の上に East と書いてあることを示します。また、マルチポリゴンリレーションのロールでは inner と outer で多角形の内側と外側部分を形成するかどうかについて指定するために使われています。
リレーションの種類
- 主な記事:JA:リレーションの種類
マルチポリゴン
マルチポリゴンリレーションでの inner と outer のロールはエリアを囲むポリゴンの内部、または外部で、メンバーのウェイがどのように形成されているのかを指定するために使われています。たとえば、リレーションが描かれた湖の内部にあるウェイは島として定義することができます。
バス路線
バス路線は type=route、 route=bus、 ref=*、 operator=* を持つリレーションで表現されることがあります。 route リレーションの最初のメンバーは、バスが運行される経路の順番に並べた stop (バス停)ノードです。それからウェイを追加します。公共交通機関 v2 においては、バス停のノードに従って並べられた順番になります。ウェイにはロールを設定しません。連続した一連のウェイを形成している場合は、これが(JOSM では)それに沿った連続線として現れます。
他の例
- boundary リレーションは行政境界を排他的に定義します。
- restriction リレーションは「左折禁止」「転回禁止」のような進行方向制限を記述します。
- 他は Types of relation や Category:Relations を参照してください。
ツール
- JA:JOSM/Advanced_editing#Relations: JOSM でリレーションを編集する
- Potlatch 2/relations: Potlatch でリレーションを編集する
- リレーションを見る: 例 id=11
- リレーションの履歴を見る: 例 id=11
- リレーションをレンダリングする: 例 id=11
- OSM Relation Analyzer
- リレーション確認
- リレーション差分
- リレーションリスト
- リレーションを検索する: http://ra.osmsurround.org
- 地図上のリレーションを可視化する
- Rel2gpx
リレーションを使ったナビゲーション
ここに、(巡礼のような)リレーションルートをたどることができるアプリを挙げてください。
- アプリはまだないようです
関連項目
|