JA:Key:area
area |
説明 |
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特定の地物がエリアであることを示すために使用します。 |
グループ: プロパティ |
適用できる要素 |
よく併用されるタグ |
状態:承認 |
ツール |
- JA:エリアも参照
area=yesタグは一部の閉じたウェイがエリア(面)であることを定義するときに使用します。しかし、他のタグが付いた閉じたウェイでは、ウェイがエリアを定義していることを仮定できます。状況によっては閉じたウェイが閉じた線とエリアの両方を表すことがあります。
エリアは複数のウェイとマルチポリゴンリレーションを使用して記述することもできます。
閉じたウェイが他のタグとの組み合わせでエリアと仮定されることが間違いである場合は、状態を明確にするためにarea=noを使用することができます。つまり、leisure=track、sport=running、area=noは単なる閉じた走るウェイです。
重要: area=yes と name=* のみがタグ付けされた閉じたウェイは、 OSM では何も意味を持ちません。ただし、誤って地図に描画される可能性はあります。
概要
次の閉じたウェイは線状の地物として扱われるべきです。
- barrier=* 太い生垣や壁や詳細マッピング時のエリアは area=yes を追加します。
- highway=* 詳しくは下記の「道路のエリア」を参照してください
- 一覧はおそらく不完全です。他の事例を追加してください。
多くの場面では、閉じたウェイはエリアと仮定されるべきです。例えば、
- aeroway=* aeroway=taxiwayは閉じたウェイの利用を避けなければ、エリアとして表示されます。
- building=*
- landuse=*
- leisure=*
- natural=*
- indoor=corridor
- …
なお、マッパーは同じ閉じたウェイに複数のタグを使用することがよくあります。これで結果的にウェイが、エリアとエリアを囲む輪郭線の両方で使用されることになる場合があります。例えば、閉じたウェイがlanduse=grassとbarrier=fenceでタグ付けされていると、柵で囲まれた草地のエリアであると解釈されます。
きれいな解決方法は、1つの地物を1つのOSM要素で作成するということです。つまり、閉じたウェイは線形の地物のみに対してタグ付けし、エリアに対してはマルチポリゴンを使用する方法です。
道路のエリア
歩行者天国エリア(例えば広場など)は、周囲を囲む形の閉じたウェイを使用して、highway=pedestrianとarea=yesでタグ付けします。
歩行者天国エリアを横切る道路は、普通のウェイとしてタグ付けされた線形のウェイを、広場を横切るように重ねて配置します。この線形のウェイは歩行者天国エリアと入口及び出口でノードを共有させるべきです。
道路の文脈では、area=yesは中に通りがないエリアを示します(例えば、エリアの中で進む方向がないもの)。
注: pedestrian以外のhighwayタグに対してarea=yesとタグ付けした場合にどのように扱うかは、現在のところ、明確な合意がありません。
注: ほとんどの歩行者向け経路検索アルゴリズムは、現在のところエリアを横断するルートを(正しく)作れず、境界線をまわるようにルートを作るか全くルーティングしない傾向があります(特にマルチポリゴンの場合)。このような経路検索アルゴリズムに対応するようにマッピングを変更しないでください。
提案
- Proposed features/area:highway 道路の車道を(線としてマッピングすることに加えて)エリアとして定義することと、歩行者天国エリアの記述方法を変更することの提案です。