JA:Tag:service=parking_aisle
service = parking_aisle |
説明 |
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駐車場の通路。駐車場で車が駐車区画に出入りできるよう、駐車区画の列の間に引かれた補助的な道路です。 |
OSM Cartoでのレンダリング |
グループ: 道路 |
適用できる要素 |
依存するタグ |
よく併用されるタグ |
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状態:承認 |
ツール |
駐車場の通路。駐車場で車が駐車区画(amenity=parking_space)に出入りできるように、1列または2列の駐車区画の列の間に引かれた補助的な道路です。通常は通過するための通路には使用しません。
使用方法
このタグは、駐車場の通路でhighway=serviceと組み合わせて使用します。 隣接する 2 列の駐車スペースからほぼ等距離にある、駐車通路の中央を通るウェイを描きます。
一方通行の場合にはoneway=*を追加します。航空写真をトレースする場合、下記の場合は一方通行の可能性があります。
- 通路に矢印が書かれていてる場合
- 通路の幅がそれほど広くなく、駐車スペースが通路に対して斜めになっていて、一方からはアクセスしやすいがもう一方からは入れにくい場合。(訳注:日本でこのような形態の駐車場は少ないと思います)
駐車通路は乗用車以外の車両でも使われるため、駐車場(amenity=parking)と同じアクセスタグを設定します。例えばバスの駐車場にはmotorcar=no bus=designatedとタグ付けします。私有駐車場で進入禁止の標識などがある場合にはaccess=privateでタグ付けします。
立体駐車場(amenity=parking+parking=multi-storey)の駐車場内通路をマッピングする場合は、必要に応じてcovered=yes、level=*、layer=*などのタグを使用します。
ファストフード店のドライブスルー(service=drive-through)は、両側に駐車スペースがある駐車通路の塗装された車線に過ぎないのが一般的です。 ドライブスルーは駐車場内で対向車の右側(訳注:英語版では左側)を通過する可能性があるため、一部のマッパーはこの状況を「分割された道路」のルールの例外として扱い、ドライブスルーと駐車通路を 2つの別々の道としてマッピングします。
曖昧さ回避
駐車場内のすべての道路がservice=parking_aisleとは限りません。例:
- 一般の道路から駐車場の出入口まで接続している道路はservice=*なしでhighway=serviceのみでタグ付けします。
- 駐車スペースの周囲にあり、複数の駐車通路と接続している道路はservice=*なしでhighway=serviceのみでタグ付けします。この道路は主に複数ある他の駐車区画に移動するためのものです。
- 道路自体には駐車スペースはありません。
- 主に乗客の乗降用に使用する停車スペースの道路にはhighway=service+service=drivewayを使用します。
また次の場合にはこのタグは使用しません。
- 路上駐車スペースのある貫通道路には、parking:lane=*などを使用します。
- バス停(amenity=bus_station)、タクシー乗り場(amenity=taxi)、またはカープール(amenity=car_pooling)にアクセスするための道路には、service=drivewayつき、またはservice=*なしでhighway=serviceを使用します。
- 居住者が利用する小さな駐車スペースで、家やガレージなどに直接アクセスできる私道にはhighway=service+service=drivewayを使用します。
例
ソフトウェア
レンダリング
標準タイルレイヤーではズームレベル16以上でレンダリングされ、highway=serviceのみでタグ付けされた道路よりも幅は細くなります。
経路検索
他の種類のhighway=serviceのウェイと同様に、OSRM や Valhalla などの経路検索は駐車場内通路を経由しますが、通常は一般道路間の近道として使用することは避けます。 OSRM のデフォルトの運転プロファイルは、alley、driveways、drive-throughと同様に、highway=serviceのみでタグ付けされたウェイよりも駐車場内通路にペナルティを課します[1]。 駐車場内通路に名前がない場合、誘導案内は一般的な言葉に置き換えられる場合があります。