JA:Highway Tag Africa
アフリカ諸国における道路ネットワークの類型
From the experience with the Activations in various countries, the Humanitarian OpenStreetMap Team community has developed this classification of roads more adapted to the context of African countries. Before you make modifications to this page, you are invited to come and discuss on the HOT Discussion list
目標
アフリカ諸国の道路の状態は必ずしもその経済的、社会的役割に見合ったものでは無い場合があります。道路の類型は道路の重要性に基づくできであり、道路の表面や見た目に左右されるべきではありません。 エリアによっては、主要な道路が未舗装で雨季には激しく損傷するところがあります。遠隔地のマッパーにとってはこの現実に順応することが重要です。サヘルのようなエリアでは、道路ネットワークの密度を考慮することも大事です。
アフリカ諸国用に提案されたこの類型は様々な国々でのマッピングの経験、観察そして議論にもとづいています。エリアによっては、道路ネットワークの密度が高く、多くのトラック(訳注:車が通れる道)があらゆる方向に延びているところもあります。そのような文脈では、道路を階層化し、経済活動のためにより重要なものを強調することが重要です。highway=tertiaryは地方サービス都市(訳注:何らかのサービス機能がある都市)間を相互接続している道路を強調するのに使われます。また、highway=unclassifiedは村落間を相互接続する農村部の道路に使われ、村落のはずれに向かうトラックとは区別されます。どのタグを使ったら良いかよく分からない場合には、多くの道が人や獣が何度も通ることで形成されたものであることを心に留めつつ、highway=roadタグを使ってください。
マッパー各人はOSMデータベースに追加する際には、対象の道路を分類するべきです。いったん道路ネットワークが完成したら、道路ネットワークを概観します。そして熟練マッパーがこのネットワークを校正し、主要な道路の階層が明確に確立したかどうか確認することができます。
この内容はいつでも提案を受け付けています。ぜひ他の国々の出身者のみなさんの経験や実践を共有してください。コミュニケーションにはHot mailing listをお使いください。
提案されたタグ
道路の経済的および社会的な広がり
Highwayタグは道路の経済的および社会的な広がりを反映します。
キー | 値 | 要素 | コメント | レンダリング | 写真 | |
---|---|---|---|---|---|---|
道路 | ||||||
highway | motorway | 自動車専用で分離された道路、通常は2以上の車線と緊急時用の路肩がある。フリーウェイやアウトバーンなどと同等。 | ||||
highway | trunk | motorwayに似たレイアウトの幹線で自動車専用。motorwayとの違いは、trunkには横断歩道や信号機がある場合がある点。 | ||||
highway | primary | 大都市と結ぶ主要道。 | ||||
highway | secondary | (医療サービスや商業といった)何らかの重要性のある地方の中核都市と結ぶ道路。 | ||||
highway | tertiary | 村落を相互接続したり、何らかの重要性のある小都市にある主要な通り。 | ||||
highway | residential | 住居エリアの道路に使用。ただし、様々な道路と相互接続する主要な通り(primary、secondary、tertiary)は除く。 | ||||
highway | unclassified | 小さな村落や集落を相互接続するための道路。 | ||||
highway | track | 住居エリアの外に向かう小さな道路で、主に農業や林業用。トラックは国立公園や狩猟保護区にも見られる。概して、これらの道路には他の道路との接続機能は無い。 | ||||
Paths | ||||||
highway | path | 自動車では通れない幅のパス(小道)で、主に歩行者用。住居エリア内外にある。 |
路面の状態
surfaceタグを使うと、道路の物理的な状態を示すことができます。
一般的に、硬い路面(アスアルト、敷石、コンクリートなど)はsurface=pavedで、軟弱なもの(地面、砂など)はsurface=unpavedで示します。
もっと詳細に記述することもできます:
surface=asphalt
surface=cobblestone
surface=concrete
surface=ground
surface=sand
surface=gravel
デフォルトでは、primary/secondary/tertiary/unclassified/residential およびいくつかのhighway=* は舗装されているとみなされます。そうでない場合、とりわけ路面が軟弱な場合には、surfaceタグの記述が必要です。路面の陥没が50%以上に及ぶ場合は、そのウェイは未舗装とみなされるでしょう。
反対に、highway=trackはデフォルトで未舗装とみなされます。
路面の材質に加え、smoothness=*を使って道路の「通過可能性」や「粗さ」を示すことができます。これはどんな種類の乗り物がその道路やトラックを利用できるかの目安になるでしょう。
値 | 説明 |
---|---|
excellent | ビリヤードができる |
good | レース用自転車で利用できる |
intermediate | 街乗り自転車、スポーツカー、スクーターなどで利用できる |
bad | トレッキング用自転車や「普通の」自動車で利用できる。路面陥没あり |
very_bad | Usable with car with high clearance. Typically with 404 bachee. "Normal" cars can't go through. |
horrible | 四輪駆動車のみ |
very_horrible | 4Wheel drive cars can't go through or it is very difficult, with help of winch. Usable with tractor, ATV, motorcycle, zebu carts. |
impassable | No wheeled vehicle. Road damaged for instance. |
A suggestion would be to smoothness only when it is equal or lower than bad.
季節性のある道路
季節性のある道路はseasonal=yesで示されます。反対に、通年で利用できる道路はseasonal=noで示すことができます。
おおよその終了時期は、条件付き制限[1]で書くことができます :
access:conditional=no @ Dec-Apr: このトラックは通常12月から4月まで閉鎖(もしくは5月から11月までオープン)。
乾季には四輪駆動車で利用でき、雨季にはゼブカート(牛車)しか利用できないトラックのようなより複雑な場合は、次のスキームが適しているでしょう:
渡河
道路が河川を横切る際には、橋であれ、整備された洗い越し(「筏」や「泳いで渡る場所」)であれ、自然の洗い越しであれ、道路の渡る部分についてタグ付けすべきです。横切る部分が小さい(あるいは両端を分け難い)場合は、その情報をポイントで入力します。
橋
橋はデフォルトでbridge=yesとタグ付けられ、同時にlayer=1というタグも持つでしょう。実際問題、bridge=*に別の値をセットするのは、唯一橋がとても低く(すなわち低側面)、かつ洪水や降雨の際には水没してしまうような場合にのみ使用されます。このような場合には、bridge=low_water_crossingとタグ付けしてください。
橋の表面は、とりわけメインの道路と異なる場合にはsurface=*で示すことができます。例えば、surface=metal、surface=concrete、surface=asphaltあるいはsurface=woodなどです。
上述の表面に加えて、橋の中には走行方向に向かう木の梁で作られた車輪用の2つの狭い道しかない場合があります。このような橋を横断できない自転車やオートバイにとっては問題になります:
bridge=yes
layer=1
bicycle=no
motorcycle=no
surface=wood:lanes梁が木製の場合
最後に、橋の中には自分で梁を渡さなければならないものもあります。この場合はsurface=noを使ってください。
洪水や豪雨の間に橋が洪水に遭う、即ちその上を水が流れることがよくある場合には、flood_prone=yesタグをつけてください。
上述の通り、洪水や雨の季節に水没してしまうため意図的に低側面の橋が建設されている場合がありますが、これはbridge=low_water_crossingとタグ付けします。このタグ単独でその橋が時々水没する可能性を表しますが、同時にflood_prone=yesタグを付けるとその意味がより明確になります。
場合によっては、橋の近くに渡河の代替手段があることがあります。そのような横断手段は(トラック、自転車、オートバイあるいは普通乗用車のどれ向けであれ)マッピングされるべきです。たいていの場合は洗い越し(ford=yes)を伴います。これらの横断地点の多くは、より激しい洪水時に橋が流されてしまうような場合に、トラック(橋が軽量すぎる構造の場合)や2輪車のみならず、単にあらゆる通行手段のバックアップとして、意図して(たとえその洗い越しが自然のものであっても)作られています。それゆえそのような代替となる横断手段をマッピングすることが重要なのです!
その他の川越え
洗い越し: 橋の無い河川や水路の横断地点は洗い越しと言われ、ford=yesでタグ付けします。This applies to both natural and constructed ("organized") crossings. depth=* allows to indicate the usual (dry season, out of flood or hurricane) depth of the water. depth=0 will be used for crossing usually dry but that may be used upon water. In opposite, a crossing usually dry that become dangerous to use once water is flooding should be tagged as flood_prone=yes. surface=* can be used as usual. A constructed/"organized" ford is often made of concrete and should be tagged surface=concrete, accordingly.
Note that if any structure exists that allows normal level water of any waterway (river, stream or drain) to pass under the road it is not a ford! It might well be a bridge=low_water_crossing as explained above -- or possibly a culvert if there is a single tube under the road under 3 meters in diameter. Culverts are tagged on the waterway which is split as bridges for only the part that crosses the road and tagged with tunnel=culvert and a layer=-1 tag.
渡し船のある河川にはroute=ferryを使ってください。
複数の小道
エリアによっては、ちゃんとした経路が無く、近接する(100m以内)いくつかのパス(小道)[そのサンプル] が全て同じ目的地や町に向かっている場合があります。現時点では、これらのパスのいちばん真ん中のものを選ぶか、平均的な位置にウェイを追加しています。[過去の議論]
例